私が大学卒業後に新卒で入社したのは、
大手損害保険会社でした。
出身地の大阪・堺市の支店に勤務していて、
地域密着の営業職でした。
自動車保険や火災保険の営業や事故処理で中小企業や個人宅を毎日訪問していました。
3年後に会社の独立支援制度で、
損害保険代理店として独立開業しました。
業務内容は、ほとんど変わらず、顧客回りでした。
紹介が多く顧客数も順調に増え、
顧客との関係も年々深くなっていきました。
そのなかで、「会社を作りたい」、「事業許可を取りたい」、
「契約書を確認して欲しい」など、いろいろな頼みごとをされるようになりました。
頼りにされるのなら、
ちゃんと業務として受けていこうと考え、
行政書士資格を取ることにしました。
損害保険代理店に併設する形で、
実際に業務をスタートしてみると、その楽しさに驚きました。
会社を作る業務では、
どんな会社にしたいか夢を聞くことができました。
許可の手続きでは、
事業開始できることをすごく喜んでもらえました。
自分の能力が他人の役に立つことに、
じんわりと嬉しくなりました。
保険の営業や事故処理をしているよりも、
こちらのほうが向いているなと感じたので、
行政書士業務の比重を高めていきました。
目の前の人の役に立てることは、
思っていたよりも自分にとっても重要だということに気付きました。
仕事は、自分にとって意義があることをするのがいいと感じています。
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